ゲストさんに聞いてみた ⑫ 「しまだ設計室」
1月のゲスト[しまだ設計室]の島田貴史さんを訪ねて、ご自宅兼設計室を森さん(ペタル)と横須賀(YUZURIHA)で訪問し、お話を伺ってきました。
何年も前に偶然小金井市前原町にある[しまだ設計室]の前を通りかかってから「素敵な設計事務所だなあ。この建物もご自分の設計なんだろうなあ」と通るたびに眺めていました。その後4年前に子どもを通して偶然知り合うこととなり、親しくさせていただくことに。はけいちのお客様にも「しまだ設計室」をご紹介したいと以前から思っていましたが、11月に島田さんが共著で本を出され、これはいい機会だと思い、お声をかけました。
島田貴史さんは大阪生まれ、筑波大で環境デザインを専攻、その後、京都工芸繊維大の大学院で学ばれたあとに、造園・ランドスケープのコンサルなどをやっている会社に就職されました。主に行政の仕事を受けて国立公園の整備や動物園の設計などをされていたそうです。そのお仕事は楽しくやりがいもあったそうですが、図面を書いたりすることが少なく、行政へのプレゼンを通すための資料作りなどに時間を割かなければならないことも多く、もっと設計に専念してみたい、住宅建築をやってみたいという気持ちが強くなり、退職を決意。「住宅設計を独立してやっていきます」と言ったらその時は周囲の人にとても心配されたそうですが、奥様の理解と支えもあり独立に踏み切られたのでした。

「まずは自宅を建てよう」といろいろ勉強して自宅の設計をし、尊敬する建築家とよく組んでいて以前から気になっていた相羽建設に実際の施工を依頼します。初めて一人での住宅設計、経験豊富な相羽の方に助けてもらいながら進め、退職してから2年、思い入れたっぷりの自邸が完成。それは島田さんの住宅美学がぎゅっと詰まった最高のモデルハウスの完成でもありました。

しまだ設計室外観(写真提供・しまだ設計室)
島田「この土地は正方形ではなくて、少し変形地なんですが、そこが良いと思って決めました。家を建てた後に、三角形に土地が余るので、植栽を余った敷地に合わせて大きな木、中くらいの木、小さな木を植えたり、駐車場が2台とれて、さらにここに木が植えられるでしょう。そういうところがいいと思ったんです」と自邸の図面を指しながら説明して下さる島田さん。なるほど。造園やランドスケープの経験豊富な島田さんらしい発想です。そして狭い土地でも庭や外の景色と家の関係をとても上手につなげてまとめるのが島田さんの設計の大きなポイントのようです。
島田邸のリビングは二階にあります。南側の掃き出し窓が大きく開くので、ベランダと室内を一体にすることができ、さらに広く感じます。大きく魅力的な窓から見える景色は普通の住宅街なのに、ちょっと素敵に感じます。
島田「窓はとても大切だと思っています。窓を開けたくなる家にしたい。家の中は模様替えくらいしか変化することができないでしょう。外に開くことで四季や景色を楽しめる。窓から見える植栽も大切です。家の中から植栽を楽しむという意味でも重要ですが、外からも植栽がクッションになり窓の中が直接は見えないのです」

リビングでのお子さんたちの様子。(写真提供・しまだ設計室)
建築家に家を設計してもらうよさは、様々な要望も聞いてもらって家族に合わせてオーダーメイドで建ててもらえるので、無駄なくしっくりくる家に住めることだと思っていました。でも今回島田さんのお話を聞いて、その土地のかたち、周りの景色、もっと言えば街の空気に合わせて家を建てるということもオーダーメードの魅力なんだと感じました。土地一つ一つ、そこから見える景色は違います。どこに窓を作るかで家の住み心地が断然良くなるのです。私は島田さんが設計した家をオープンハウスで2軒見ています。(1軒は先日森さんも一緒に)そのどちらも、とてもうまく外の景色との関係、庭との関係をつくられているなと思いました。

他にもまだまだペレットストーブのことや、地下の寝室、1階のお仕事場のことなど書きたいのですが、長くなってしまうので割愛し、出された本のお話を。
横須賀「出版のきっかけはなんだったんですか?」
島田「出版社からお話をいただいたんです。これから建築を志す人や若手に向けて設計のディテールの本を出しませんか?」とご依頼いただいて、面白そうだと。建築家の徳田英和さんとの共著なので、いろいろ相談して内容がかたまりました。これまで住宅設計をしてきて、施主さんに言われたことや、自分で感じたことなど、いろいろなディテールアイデアがたまっていましたし、こういう本があったら若手の人の役に立てるかなと思い執筆しました。」
建築家だけでなくこれから家を建てたいと思う人が読んでもとても参考になります。「そうそう!こういうの便利!こうあってほしい」となるほどと思わず声に出してしまいそうになるアイデアが満載です。

森「今度のはけいちはどんな感じがいいですか?」
島田「本の紹介という意味合いもありますが、まずは[しまだ設計室]という設計事務所が小金井にあるということを知っていただき、建築家に家を建ててもらうということを身近に感じてほしいという思いがあります。我が家にもどんどん来て、見て、いろいろ聞いてもらいたいなと思っているので、そのきっかけになればと思っています。家を建てたい方には土地の購入段階からご相談にのったりしています。旗竿敷地や変型地でも設計次第で住みよい家になったりするんです。」
森「わかりました。本のご紹介・販売と住宅相談という感じでぜひお願いします。私たちも楽しみにしています。」
居心地がよいお宅なのでついつい長居してしまいました。お忙しいところありがとうございました。しまだ設計室の魅力をぜひはけいちのお客様にも体感してほしいと思いました。今度は島田邸見学会もはけいちで企画できたらいいのかな・・・
1月8日は是非お気軽に島田さんに声をかけてくださいね。
しまだ設計室 http://kazunoki.com
書いた人:横須賀(YUZURIHA)
写真を撮った人:森(ペタル)、しまだ設計室
何年も前に偶然小金井市前原町にある[しまだ設計室]の前を通りかかってから「素敵な設計事務所だなあ。この建物もご自分の設計なんだろうなあ」と通るたびに眺めていました。その後4年前に子どもを通して偶然知り合うこととなり、親しくさせていただくことに。はけいちのお客様にも「しまだ設計室」をご紹介したいと以前から思っていましたが、11月に島田さんが共著で本を出され、これはいい機会だと思い、お声をかけました。
島田貴史さんは大阪生まれ、筑波大で環境デザインを専攻、その後、京都工芸繊維大の大学院で学ばれたあとに、造園・ランドスケープのコンサルなどをやっている会社に就職されました。主に行政の仕事を受けて国立公園の整備や動物園の設計などをされていたそうです。そのお仕事は楽しくやりがいもあったそうですが、図面を書いたりすることが少なく、行政へのプレゼンを通すための資料作りなどに時間を割かなければならないことも多く、もっと設計に専念してみたい、住宅建築をやってみたいという気持ちが強くなり、退職を決意。「住宅設計を独立してやっていきます」と言ったらその時は周囲の人にとても心配されたそうですが、奥様の理解と支えもあり独立に踏み切られたのでした。

「まずは自宅を建てよう」といろいろ勉強して自宅の設計をし、尊敬する建築家とよく組んでいて以前から気になっていた相羽建設に実際の施工を依頼します。初めて一人での住宅設計、経験豊富な相羽の方に助けてもらいながら進め、退職してから2年、思い入れたっぷりの自邸が完成。それは島田さんの住宅美学がぎゅっと詰まった最高のモデルハウスの完成でもありました。

しまだ設計室外観(写真提供・しまだ設計室)
島田「この土地は正方形ではなくて、少し変形地なんですが、そこが良いと思って決めました。家を建てた後に、三角形に土地が余るので、植栽を余った敷地に合わせて大きな木、中くらいの木、小さな木を植えたり、駐車場が2台とれて、さらにここに木が植えられるでしょう。そういうところがいいと思ったんです」と自邸の図面を指しながら説明して下さる島田さん。なるほど。造園やランドスケープの経験豊富な島田さんらしい発想です。そして狭い土地でも庭や外の景色と家の関係をとても上手につなげてまとめるのが島田さんの設計の大きなポイントのようです。
島田邸のリビングは二階にあります。南側の掃き出し窓が大きく開くので、ベランダと室内を一体にすることができ、さらに広く感じます。大きく魅力的な窓から見える景色は普通の住宅街なのに、ちょっと素敵に感じます。
島田「窓はとても大切だと思っています。窓を開けたくなる家にしたい。家の中は模様替えくらいしか変化することができないでしょう。外に開くことで四季や景色を楽しめる。窓から見える植栽も大切です。家の中から植栽を楽しむという意味でも重要ですが、外からも植栽がクッションになり窓の中が直接は見えないのです」

リビングでのお子さんたちの様子。(写真提供・しまだ設計室)
建築家に家を設計してもらうよさは、様々な要望も聞いてもらって家族に合わせてオーダーメイドで建ててもらえるので、無駄なくしっくりくる家に住めることだと思っていました。でも今回島田さんのお話を聞いて、その土地のかたち、周りの景色、もっと言えば街の空気に合わせて家を建てるということもオーダーメードの魅力なんだと感じました。土地一つ一つ、そこから見える景色は違います。どこに窓を作るかで家の住み心地が断然良くなるのです。私は島田さんが設計した家をオープンハウスで2軒見ています。(1軒は先日森さんも一緒に)そのどちらも、とてもうまく外の景色との関係、庭との関係をつくられているなと思いました。

他にもまだまだペレットストーブのことや、地下の寝室、1階のお仕事場のことなど書きたいのですが、長くなってしまうので割愛し、出された本のお話を。
横須賀「出版のきっかけはなんだったんですか?」
島田「出版社からお話をいただいたんです。これから建築を志す人や若手に向けて設計のディテールの本を出しませんか?」とご依頼いただいて、面白そうだと。建築家の徳田英和さんとの共著なので、いろいろ相談して内容がかたまりました。これまで住宅設計をしてきて、施主さんに言われたことや、自分で感じたことなど、いろいろなディテールアイデアがたまっていましたし、こういう本があったら若手の人の役に立てるかなと思い執筆しました。」
建築家だけでなくこれから家を建てたいと思う人が読んでもとても参考になります。「そうそう!こういうの便利!こうあってほしい」となるほどと思わず声に出してしまいそうになるアイデアが満載です。

森「今度のはけいちはどんな感じがいいですか?」
島田「本の紹介という意味合いもありますが、まずは[しまだ設計室]という設計事務所が小金井にあるということを知っていただき、建築家に家を建ててもらうということを身近に感じてほしいという思いがあります。我が家にもどんどん来て、見て、いろいろ聞いてもらいたいなと思っているので、そのきっかけになればと思っています。家を建てたい方には土地の購入段階からご相談にのったりしています。旗竿敷地や変型地でも設計次第で住みよい家になったりするんです。」
森「わかりました。本のご紹介・販売と住宅相談という感じでぜひお願いします。私たちも楽しみにしています。」
居心地がよいお宅なのでついつい長居してしまいました。お忙しいところありがとうございました。しまだ設計室の魅力をぜひはけいちのお客様にも体感してほしいと思いました。今度は島田邸見学会もはけいちで企画できたらいいのかな・・・
1月8日は是非お気軽に島田さんに声をかけてくださいね。
しまだ設計室 http://kazunoki.com
書いた人:横須賀(YUZURIHA)
写真を撮った人:森(ペタル)、しまだ設計室
by hake-ichi
| 2016-12-28 17:30
| ゲストさんに聞いてみた
|
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by hake-ichi
次回のはけのおいしい朝市
▶ 次回は...
はけのおいしい朝市 vol.127
【日程】
2026年3月1日(日)
【会場】
MURAKOSHI Parking
株式会社ムラコシ精工駐車場
(小金井市緑町5-4-24)
【時間】
10時〜16時
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