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ゲストさんに聞いてみた 28 parkさん

vol.108はけのおいしい朝市62日のゲストは調布深大寺のカフェと生活道具のお店「park」さんをお招きします。


神代植物にほど近い緑の多いロケーションにシンプルな外観が目を引く2階建があります。1階の大きな窓と2階に並んだ小窓が印象的な建物です。

この建物は町田宗弘さんと町田紀美子さんのお仕事の場所です。1階がカフェと生活道具のお店park( 紀美子さん)、2階はデザイン事務所(宗弘さん)になっています。


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parkさんの素敵な建物は組合員の横須賀さんが親しくしている建築家、straight design labの設計で、開店当初に知ってぜひいってみたいと思っていたそうです。共通の知り合いも多く、中でも武蔵野公園開催に出店していただいている高尾ビールさんからはけいちのことを聞いてはけいちに出店したいと思ってくださったとのことで、これはもうぜひ!お願いしようということになりました。

今日は組合員の潮田アヤキッチン、横須賀YUZURIHA)、岡田p.d.CHEESE WORKSの三人がお邪魔してきました


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(左 町田紀美子さん / 右 潮田さん )
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(左 横須賀さん / 右 岡田)

岡田「辺も含めてお店もとても素敵ですね。

紀美子さん「緑が多くて。私たちが以前京都に住んでいたので、取り扱いの作家さんも西の方が多んです。ほとんどが自分がアトリエを訪れて実際にお会いした方の物を取り扱っています。京都や他から来られた方でも「とても緑が多いですね。」と驚かれて喜んでいただいています

岡田「お店の名前のparkさんのとおりですね!公園に緑に囲まれて、公園みたいなお店で。京都からこちらにということですが、この立地はどういったきっかけだったんですか?

紀美子さん「元々は住居がこの道の向こう側にあったんですよ。その家を置いたまま京都に行っていたのですが、次男が小学校に入るタイミングで戻ってきました。以前デザイン事務所は都内にあって調布から通うのも大変なので、この辺で事務所とか店舗が構えられるといいねって考えていて。自宅の近隣をあちこち見に行きました。でもいい出会いがなくて、そうしたらたまたまこの物件が出て、もうその日のうちにここだね!ということで決意を固めました。子育てしながらの仕事なので大事なところを大切にすると、この立地は私たちには貴重で。ほとんど迷いもなかったですね。それでこの場所なんです。

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(parkさんのブランドロゴは宗弘さんによるものです。)

岡田「なるほど、そういうことですか」

紀美子さん「住む、暮らす、働くということがすべて循環している感じにできたらいいなと思いながら実現しつつある場所です。試行錯誤ですけれども。

岡田「東京西側の暮らし方を模索されているのですね。都心での仕事のために満員電車に揺られて通うスタイルではなく、仕事と地域を繋げられないかと考えている働き方と暮らし方といいましょうか。デザインの仕事される方が実践されている例もいくつかありますよね。

紀美子さん「そうですね、お店にいらっしゃる方とお話ししていても近しい感覚をお持ちの方が多いですね。

横須賀「私たちもほぼ小金井から出ないで暮らしているものですから。小金井をもっと楽しくして、はけいちにparkさんのようなご紹介したいお店を呼んでくれば、更に小金井から出ずに楽しくお買い物ができて(笑)、はけいちでの出会いをきっかけにはけいちに来たお客様がparkを訪ねてくれたりという感じで繋がっていくといいなと思って活動しています。

紀美子さん「私たちも出店をあちこちに積極的にできるようなラインナップではないんですよね。ドーナツにしてもそんなにたくさん作れないドーナツを作っていて。店を知っていただけるとありがたい感じです。

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岡田「parkさんというお店はカフェと選び抜かれた生活道具のお店なっていますが、お店とデザイン事務所という複合店舗になった成り立ちが気になったのですが、どうしてお店を始めようと思ったのですか?

紀美子さん「よく聞かれるんですが、ずいぶん前からギャラリーのようなことをやりたいと思っていました。その間に京都に住んだことで、暮らすということと、ものを使うということ、食に対することにじっくり向き合える時間が持てて、よりやりたいことが具体的になりました。元々生活道具は大好きでうのが始まりなんですけど、長男が生まれてから料理や食材についてももっともっと知りたいと思って勉強していました。

次男が幼稚園に入った機会にそれを深めたいなと思って料理学校で師範課程まで取りました。ちょうど深大寺に帰ってくるタイミングがあって、この場所調布駅からも三鷹駅からも遠いしギャラリーだけよりも美味しいものがあったり、ゆっくり過ごしてもらえるんじゃないかなということで今のかたちに落ち着きました。」

岡田「そうなんですか。

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紀美子さん私たちとしては『生活道具とカフェの店』なんです、本当は。

京都にいる時にいろんな工房を訪ねて、いろんな方にお会いして、ただ物を作るだけでなく、暮らしぶりもまるまる考えている方々にお会いして、そういう思いを共有しながらご紹介したいと思ったんです。例えば陶器を作るならその陶土が資源として限りがあるからとか、または孫の代まで受け継げる器を作りたいとかそんな思いを伝えていきたい。そういう作り手の方々のものを使っていると自分の生活ワンシーンが豊かになっていくなと。このお皿に目玉焼きにしらすにネギをのせて、なんていう簡単なメニューでも私はその風景を思いながら出すことができます。お店にあるものだけではお客様にはイメージしにくいですがそういう部分を伝えられるお店であればいいなと思っています。

今は直接知っている西の方の作り手さんのものが多いですが、今後は徐々に地域にとらわれずにご紹介させていただきたいと思っています

横須賀「そうですね、自分が実際に使っていいと思っているものをご紹介する方がお客様に伝わりますよね。

岡田「作る人にも作る訳があるし、選ぶ人にも訳がある。そこをどうやって伝えるかがお店の役割ということなのでしょうかね。

紀美子さん「役割って言ったらちょっとおこがましいかもしれないのですけれども、選ぶという行為一つで政治を変えてしまうくらい

岡田「そうですね、選挙みたいですよね、買い物って。

紀美子さん本当にそういうことだと思います。京都にいた時には身近な方々が割とそれを意識して暮らしていると思ったんですよ、左京区だったんですコアな関係性のある地域で、日常的に政治の話もできていいなと思っていました。311が起きてから大切なのは人と人の繋がりだと感じていました。京都に行ってからできた繋がりのおかげで、暮らしに深く関わることについてのイベントを開催するなど行動に移すことができて。おかげでまた素敵なご縁をたくさんいただきました。」

横須賀「京都離れがたかったですよね。

紀美子さん「そうですね。また帰りたい、なのでparkに呼ぶっていう感じで。

横須賀「だからまだずっと繋がったまま、ということですよね。

紀美子さん「つながりをずっと大事にしたいし、ここでももっと繋がっていきたいです。面白いっていっぱいいるじゃないですか。

岡田「いっぱいいますよねえ。(はけいちで出会えた方々を思い返す)

紀美子さん「まだ日々を回していくことにいっぱいいっぱいで。もうちょっと色々な角度から面白くしたいなって思っています。



ドーナツとカレーについて

62日のはけいちではparkさんの人気メニューのドーナツとカレーを販売していただく予定です。どんなドーナツのなのでしょうか?

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紀美子さん「公園が近くお子様連れのお客様がparkにはく、おやつと食事の間のような存在のドーナツはお子さんが食べて頬張る様子も愛らしいイメージだなと思っています

マクロビオティックを学び、徹底的にこだわった経験から、ちょうどよく力を抜く大事さも得ました。ドーナツの生地は小麦粉をいろんな場所から取り寄せて試してみて、一番いいと思ったものを使用しています。それが九州の農家さんの無農薬の小麦粉でした。発酵には天然酵母ではなくごく少量のオーガニックのイーストを使って前の日にこねて低温で発酵させて、当日に二次発酵をかけて揚げています。一個ずつ丁寧に丸めて、この丸めるシーンはまさに手の中で子どもが生まれていくようなです。あぁ可愛いな、美味しくなってねと思いながら手を動かしています。一つ一つがびっくりするほどの手作業なんですよ。機械でやってしまえばいいのかもしれないですけど。手が痺れるまでスタッフみんなでこねているんです。そういった作り方や発酵器の関係もあり、大量に作るのはできないのですが、材料を大切に使わせてもらっているという気持ちで販売しています。

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カレーのご飯は周防大島の若手の農家さんと、兵庫の農家さんの自然栽培のお米をブレンドして使用させていただいてます。

一粒一粒の素材のエネルギーを感じるお米。お客様に食べて元気になっていただけたら嬉しくて。試行錯誤をしながら、命となる素晴らしい食べ物を作ってくださっている方々の活動も当店のメニューを通してご紹介したいと思っています。

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他にも選りすぐりの生活道具もご紹介くださるそうです。6月のはけいちをどうぞお楽しみに!

park

住所 : 182-0011 東京都調布市深大寺北町 1-2-1
営業時間 : 10:00-17:00 不定休
電話番号 : 042-426-7114
メールアドレス : shop@thisispark.jp

お話を聞いた人 :横須賀雪枝さんYUZURIHA潮田彩さんアヤキッチン、岡田ちひろp.d.CHEESE WORKS


by hake-ichi | 2019-05-31 22:48 | ゲストさんに聞いてみた | Comments(0)


  


by hake-ichi

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