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もっと小さなはけ市(2)【アヤキッチンとYUZURIHAの[使うを学ぶ]】ありがとうございました!

4月から始まりました[もっと小さなはけのおいしい朝市]、2回目はアヤキッチン×YUZURIHAによる「使うを学ぶ」を開催いたしました。


5月9日、小金井市本町のアヤキッチンのスタジオにてヨシタ手工業デザイン室の製品を使いながら道具の使い方を学び、ヨシタ手工業デザイン室のデザイナーである吉田守孝さんにその開発やデザインの背景を聞く会のレポートです。


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司会はYUZURIHAの横須賀雪枝さん(左)。
コックコート姿のアヤさん、凛々しい。

お話を始める前に参加者の皆さんに今日どうして参加してみようと思ったのかも交えて自己紹介をいただきました。

暮らしの中で調理をしながらふとした疑問やこんな時どうしたらいいんだろうかということや、ヨシタ手工業デザイン室デザインの商品を購入して使い勝手の良さを実感しどのような背景で開発したのかということに興味を持ったなどが参加のきっかけになったのだそうです。

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ヨシタ手工業デザイン室デザインのまな板「てかがり」シリーズ。

前半はアヤさんのお話から。「使う人がどういう使い方をしたいのか」という観点からの調理器具について話してもらいました。

アヤキッチン代表で「もぐもぐ子ども調理室」「もぐもぐ子どもごはん相談室」主宰のアヤさんこと潮田彩さんの「まな板」「包丁」のお話からスタート。


調理を通したさまざまな経験で、子どもの自信や、生活するちからを育てる「もぐもぐ料理教室」で使う道具は子どもでも扱いやすい軽さを意識しながら、道具扱いに気をとられすぎずに調理ができるものを選んでいるそう。

料理教室でのまな板は子どもが使う道具としての軽さや扱いやすさを考えてプラスティック製を使っていますが、木のまな板にはプラスティック製の良さとは異なる良さがあります。桐やイチョウの木材は柔らかさがあり、包丁の刃を優しく受けるのでまな板として重宝される材です。まな板は使い続けていると包丁の刃が入り込むので表面が減っていくものです。ヨシタ手工業デザイン室デザインのイチョウのまな板『てかがり』は削り直しにも対応しており、それを考慮した厚みになっています。

続いて包丁のお話。
「包丁はなぜ切れるのか?」というアヤさんからの問いに参加者の皆さんも考えます。

言われてみると、機構のないシンプルな道具ゆえに、切れる仕組みまで考えずに使っていないでしょうか?なぜ切れるのか、包丁は押したり引いたり刃をスライドさせることでスパッと切れるのです。

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左から2本はアヤさんの包丁。右4本はヨシタ手工業デザイン室のラウンドバーシリーズの包丁。
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切れる仕組みを理解し、疲れない使いかたを身につけることで、包丁仕事は上達します。
切る時間を短く楽にすることで料理は楽しくなります。
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ラウンドバーシリーズの包丁の持ちやすさは持ち手と刃部分の重さのバランス加減。
どのようにそのバランスを決めたのか、吉田守孝さんに聞きました。
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まっすぐに同じ厚さに切るアヤさん。
実はある点に意識を持つことで私たちでもこのように切ることができるそうです。
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便利な道具ピーラーは持ち方が大事。
参加者も使って試しました。
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ラウンドバーシリーズのピーラー「皮むき」「千切り」「細千切り」
皮むきは軽やかでスピーディーに野菜の皮を剥き、千切り、細千切りは
包丁なしでもキンピラやサラダができてしまうという。


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左)吉田 守孝さん  右)潮田 彩さん

後半はヨシタ手工業デザイン室のデザイナー吉田守孝さんのお話。

サスティナブルなうつわ「トリップウエア」の誕生背景や材質の特徴を通しての商品開発のお話をしてもらいました。
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サスティナブルなうつわ トリップウエア
貴重な資源を大切に使い続けるために、多治見の有志企業が集い、
陶磁器のリサイクルシステムを作り出しました。
この材料を使い造られている食器シリーズです。
平皿はボウルのフタになり、保存容器としても使えます。

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トリップウエアの生産は日本一の食器生産地、岐阜県東濃地方にある瑞浪市。美濃焼の主要産地です。

食器類の生産は日本国内シェアの約60%を美濃焼が占めています。時代を超え長年に渡り培われてきた高い技術がTRIP WAREに生きています。

陶磁器を作るのに欠かせない陶土、陶石は、地球が永い時間をかけて作り出した限りある資源です。枯渇が危惧される埋蔵資源というと石油が真っ先に浮かぶと思いますが、陶器の材料である陶土陶石ももまたそうなのです。貴重な資源を大切に使い続けるために、美濃焼産地の有志企業が集い、陶磁器のリサイクルシステムを考え出しました。消費地から回収した焼き物を細かく粉砕し、新しい陶土に混ぜることで、一度焼成された器がふたたび原料となり、また器へよみがえります。この材料を使い生産されているのがTRIP WAREシリーズです。デザインをヨシタ手工業デザイン室が担当しました。


「家族の食事の時間がずれてしまう」「多めに作ってまた明日のおかずに」など保存容器が欲しいシーンはいろいろあります。そんな時に味気なくならず、食器としても保存容器としても使える、冷蔵庫内で積み上げても安定感を損ないません。冷蔵庫から出して、容器ごと電子レンジで温めて食卓に出せます。

洋食器のアイテムを美濃焼の釉薬で焼き上げたトリップウエアは「洋食和食、中華、エスニックなどメニューを問わず盛り付けがマッチします。食器棚でもかさばらず仕舞いやすいのです。」愛用している参加者からも使い心地の良さを実感する声もありました。普段遣いを豊かな気持ちにしてくれる優しさを持った器なのはデザインの根底に小さなものから大きなものまで困りごとにそっと寄り添う、暮らしを見つめる視点が常にあるからだと吉田さんのお話を伺って感じました。


盛りだくさんのワークショップの締めくくりはアヤさんに包丁研ぎのことを教えてもらいました。


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「砥石は「中砥」があれば包丁研ぎは始められますよ」とアヤさん。
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たっぷりの時間、砥石を水に浸してから始めます。

日々、研いでいれば、研ぎに長い時間は要しないし、自分にとって使いやすい刃に研ぎ上がっていくのだそうです。包丁研ぎもまな板の使い方も、毎日のこととなると一手間が惜しくズボラに扱ってしまうことがあります。アヤさんのお話を聞いて思ったのは「台所仕事は急がば回れ」なのだということ。一手間のようで、他の場面ではその一手間のおかげでラクになったり、格段美味しくなったりするのです。一手間の訳を理解すると、普段の暮らしとは工夫と知恵に満ちて愛おしいものに見えてきました。今回も盛りだくさんの内容で有意義な「もっと小さなはけいち」でした。

ご参加いただいた皆様、お話を聞かせていただいた吉田守孝さん、潮田彩さん、進行していただいた横須賀雪枝さん、ありがとうございました!

次回の「もっと小さなはけいち(3)」は6月9日PARITALY×出茶屋「畑で味わう」です。

詳細は後日当ブログにてお知らせします。
どうぞお楽しみに!!

書いた人:岡田ちひろ(pottery design CHEESE WORKS)

by hake-ichi | 2021-05-09 21:56 | 開催報告 | Comments(0)


  


by hake-ichi

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