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ゲストさんに聞いてみた(26) 『FUJITAKE WORKS』

2018年5月14日(月)

今回は、組合員の横須賀さん(YUZURIHA)と森(Flowers & Plants PETAL.)で、あきる野市にあるFUJITAKE WORKSさんに行って藤武秀幸さんにお話を伺ってきました。

藤武さんはいす張り1級技能士の資格をお持ちです。

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どうしていす張りというお仕事を専門にされているのでしょうか?
みなさんはいすを張り替えたことありますか?張り替えたいいすありますか?
色々聞いてみました。

藤武さん(以下敬称略)「最初木工の訓練校にいたんですけど、手作業はすごく好きだったんですが刃物を使う機械作業が苦手で。怖くてですね。その時にいす張りの募集が出てて、そこで働き始めて。」

横須賀「その訓練校に行くのも選択肢があるじゃないですか?やはりもともと手作業をしたいというのがあったんですか?」

藤武「高校生くらいの時から、なんか作りたいというのがあったんですよね。でもその時は漠然としてたんですが、そういう学校があることを教えてもらいました。木工の訓練校を卒業後、20歳からいす張りの会社で働きながら学びました。手加工が多いいす張りの仕事が楽しく、どんどん夢中になりました。3社の工房、家具メーカーで働いたあとに独立し、気づけば20年くらいいす張りの仕事に携わっています。」

横須賀「*1)コトブキにいたんですよね。」
*1)コトブキ=株式会社コトブキ。 いすをはじめとした家具製造メーカー

藤武「そうそう、コトブキには11年くらいいましたね。メーカーなんですけど。」 

横須賀「電車に乗ってると見えますよね。」

藤武「浜松町ですかね?神田に本社があるんですけど、昔武蔵境に工場があったんですよ。」

横須賀「武蔵境に!!知りませんでした。柳宗理のデザインした製品(注*2)もいっぱい作ってますよね。」
*2)柳宗理(1915ー2011)は日本を代表するプロダクトデザイナーでありパイオニア。戦後日本のプロダクトデザインを発展確立させた一人であると言われています。バタフライスツールやステンレスの鍋やヤカン、カトラリーなどのキッチンシリーズなど数々の名作を遺しました。藤武さんが勤めていた「株式会社コトブキ」の製品(FRPを使ったいす)のデザインも手がけ、国立競技場の座席など公共施設の設備にも数多く関わりました。名作と言われる「エレファントスツール」を最初に作り製品化したのもコトブキです。藤武さんは在職中、柳宗理がデザインしたいすの座張りや張り替えの仕事もされていたそうです。

藤武「コトブキはホールとか公共施設関係の仕事が多かったですね。その量産になる前の試作とか見本を型紙から作ったりという仕事をしていました。」

横須賀「映画館やホールの座席がどうやってできているのか、普段何も考えずに座ってるよね、私たち。」

藤武「そうですね、平面から立体ができていくのが面白いですね。ミシンで縫っていくんですけど、同じ型紙でも作る人で微妙に違ったりとか。そこが面白い。」
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↑ミシンは3台を使い分けられています。

「そういう大きい会社で、ご自分が試作したものが大量にできていくのと、個人で始められて今のお仕事の違いはどういうところですか?」

藤武「やっぱり人と会って、生地を選ぶところから相談して、提案もできますし、そうやってできていく楽しさですかね。」

いす一脚を作るのには家具職人さんが作ったフレームがあって、その上に座面を張るという工程で出来上がります。

「そうすると木工さんとの相性というか、通じてないとうまく仕上がらなかったりとかするんですか。」

藤武「そうですね。そういうところあるかもしれないですね。その人によって仕上がりが全然違いますから。」

「私たちが実際にいすの座張りをやってくれる所を探すのは難しそうですよね?」

藤武「意外とタウンページとかに載ってるんですよ。いす張替えとか、内装とかって。座張りって内装に入るんです。今でもカーテンも作るところあると思いますよ。」

「そうなんですね!」

藤武「インテリアの一部として、木工よりだったり、内装よりだったり。僕はもういす張りだけですけど。」

横須賀「(日本)民藝館のいすは柳宗理モデルでコトブキ製だけど、ああいうのは工場で作るの?」

藤武「ああ、あの黒いやつ!あれは数がそんなにないので僕が張ってました。」

横須賀「あのいす重いのよね。(苦笑)」
藤武「コトブキのいすは丈夫に作っているので、重いものが多いです。」

藤武「これです、これちょっと汚れてるんですけど。」
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横須賀「そんな大きな会社から独立するのは勇気がいりませんでしたか?」

藤武「そうですね。家族もいますし、場所を探すのだけでもけっこうかかりました。すごい山奥に連れていかれたりとか。(笑)」

「もし藤武さんにいすを張り替えてもらいたいときはどういうふうにすればいいんですか?」

藤武「写真を送ってもらって、見積もりを取っていく感じですね。外国製のいすは難しいところがありますね。外国製なのでねじの形状が違ったりとか、結構構造が特殊なので、イームズシェルチェアの張替えはやっていないんです。」

「実はですね、私も一脚持ってきてみたんですけど、後でみてもらえますか?」

横須賀「じゃあ今持ってきて見えもらえば?相談して、どういうふうにお話が進むのか聞いてみたいな。」

「それこそ座面がこすれて破れてしまって、中から藁が出てきちゃってるんです。」

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横須賀「ほんとだ、(笑)藁ってことは古い物ってことなのかな?」

藤武「ウレタンができる前だから、う~ん50年くらい前なのかな?」

横須賀「いすって案外シンプルなつくりなんですね。それをいかに美しく仕上げるかっていうところなんですね。」

藤武「そうですそうです、はさみの入れ方とか難しかったり。」

「このいすは本当に長く愛用していて、どこの(ブランドの)とかないんですけど。座り心地が私に合っていてすごく気に入ってて。いつか、どこかで張り替えてもらおうと思っていて、そのまま使い続けていたやつなんです。中身が藁なんですけど大丈夫ですか?(笑)」

藤武1級技能士の試験の時、藁とスプリングで厚い座面を作るというのがあるんです。5時間で仕上げなくちゃいてなくて、時間がないのでみんな必死で作るんです。今はなかなかない構造ですが、森さんがこの座面の硬さを気に入っているんなら、藁の構造のままでも直せます。木部がしっかりしてるからそのまま使えると思います。新品になりますよ。」

「うれしい!」(ハイジの干し草のベットと同じ仕様じゃないか!と心の中で思ってました。(笑))

*この後どの生地を使うかなど選ばせていただいて、後日お渡しいただくことになりました。
私がこの記事を書いている間にそのいすがもう出来上がりました(私が書くのが遅くて藤武さんの仕事が早い!)ので、後ほどこのページ後方でご紹介いたしますね。


横須賀「そういえば、この前面白いいすの納めがあるっておっしゃってましたね。」

藤武「そうなんです、もうここにはないんですけど、写真があって。」

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藤武「テキスタイルの会社ので、これですね。(写真を見せてくれる)形もかわいくて。色が全部違うんです。12脚あって、全部違う色で。」
↓いすのための生地はデンマークのもの。色も織もとてもいいですね。
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「うわ~、かわいいですね!」

横須賀「やっぱりいろんなお仕事があるんですね。」

藤武「そうですね、いすは世の中にいっぱいありますしね。」
そういって笑う藤武さん。

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藤武「D&D(D&DEPARTMENT TOKYO)で年に4回いすの張り替えの相談会をやってるんですけど、若い方がおばあちゃんから譲り受けたいすを直したいと来られたり。」

横須賀「そういうの、いいですよね。いろんないすとの出会いとかもありそうですね。」

「はけ市も、まさにこれからは気に入ったものを大切に使った後、まだ直せるもの直して使って直すとますます愛着がわいて大切にしていける、という愛着のループが続いていくのがいいねとみんなで話してるんです。」

藤武「ああ、いいですね!今回のワークショップも一回やってみると、中がどうなってるのかわかっていいと思います。」

「ワークショップに参加される皆さんは、貴重な体験ができますね。」

「このお仕事をされていて、特にこだわってるところありますか?」

藤武「ないですね。(笑)」(即答!)

「みなさんそうおっしゃるんですけど、ほんとうはそうじゃないっていうのが最近だんだんわかってきました(笑)」

藤武「あ!ありました。無理をしないことです。」

「なんとなくわかる気がします。結果を背負ってるですもんね、納期や予算,イメージがすりあってないのに無理をしても結果良いものができなかったりということですか。」

藤武「そうなんですよね。そういうことも独立したからこそできることかもしれませんが。」

「ところで藤武さん、作業中はラジオ派ですか?」

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藤武「ラジオ派ですね!TBSは聞きこんじゃうんで違うところのを聞いてますね(笑)」

「あ、それとあそこに将棋盤とかありますね。」

藤武「あれは、たまに父親が来るので、ここでさしたりとか」

「いいですね!」

穏やかで自然体、優しい雰囲気の藤武さん。今までしてこられたたくさんのお仕事に裏打ちされた技術と経験で、真摯にそれでいて楽しみをもって作業されてるのを見せていただきました。

森が持ち込んだいす、どうなったでしょうか?
藤武さんが工程順に写真を撮って送ってくださったのでご紹介します。

↓先ほども登場した傷んだいす。
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藁をはがしてお掃除。長年たまったすごい量のホコリです!↓
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a0123451_15094931.jpg藁は再生できるものを分別。
粉々の物は取り除きます。
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掃除した藁を詰めなおし、減った分は下にクッション材を追加

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綿生地で下張り
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下張り後、綿を詰めて生地を張り込み


テープは接着剤で固定














完成です!!
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ぼろぼろだったいすが木部の経年変化はそのままに、見事よみがえりました!!

6月3日のはけ市に現物を置きますので、藤武さんが張りなおしてくれたいすをぜひご覧ください。



当日はFUJITAKE WORKSさんは、いす張のワークショップをしていただきます。ワークショップ以外の空き時間で、いすの張り替えのご相談を受け付けてくださいます。ワークショップの詳細はまた別に改めてお知らせいたします。


6月のはけ市、みなさまお楽しみに!


6月3日(日) はけのおいしい朝市 10:00~15:00

会場:丸田ストアー 〒184-0013 東京都小金井市前原町5-8-3


FUJITAKE WORKS (藤武 秀幸さん): http://tetoteworks.com/

お話を聞いた人:横須賀雪枝さんYUZURIHA)・森(Flowers& Plants PETAL.

写真 :藤武さん・雪枝さん・森

場所 :FUJITAKE WORKS  東京都あきる野市小川777-3 矢崎工場



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by hake-ichi | 2018-05-26 16:20 | ゲストさんに聞いてみた | Comments(0)

ゲストさんに聞いてみた㉕【museum shop T】

はけいちにも以前出ていただいた谷保のcircle[gallery&books]が、国立に移転してオープン。名前は新たにmuseum shop Tとなりました。3月4日のはけいちにまたゲストで出ていただくこととなり、眞嶋麻衣さんと横須賀でお話を聞きに行って来ました。
お話をしてくださったのは、運営をしている丸山晶崇さんと店長の小宮健太郎さん。
丸山さんはデザイナー、小宮さんは立川のオリオン書房のオリオンパピルス、PAPER WALLの店長さんだったというプロの書店員さんです。

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丸山晶崇さん(左)と小宮健太郎さん(右)。

横須賀「museum shop Tが開店してから3ヶ月、いかがですか?」
小宮さん「ようやく慣れて来ました。接客業だったのは書店にいた時も今も同じなのですが、お客様との距離が全然違うんです。出版社の方やお客様と話していても、その間に会社が挟まっている感じっていうか。今はもっと近くでお話ししている感じ。面白いです。」
横須賀「お二人の出会いはいつなんですか?」
丸山さん「他のデザイナーらと一緒にオリオン書房と一緒に【ペプ】というペーパープロダクトの企画をやっていたことがあったんです。立川エキュートのPAPER WALLに売り場を作って展示販売していました。その企画の頃に知り合ったんだと思います。それからなんとなくの関係が続いていたんですが、国立に店を移すにあたって、circleの時は自分でやっていた選書を、ちゃんとした方に委ねたいなと思ったんです。近年フリーの書店員みたいな人が出て来ているので最初はそういう人にって思ったんですが、やはり常駐してもらわないと良い状態をずっと維持するのは難しいなと思ったりして、いろんな人に相談していました。そんな時に小宮さんがやってくれるかもしれないと言われて。まさか独立はされないだろうと思っていたんですが、そういうタイミングだったようで。」

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もともと書棚作りには定評のある小宮さん。museum shop Tの本のセレクトはどんな感じなんでしょうか?
小宮さん「オープンの時に選んだのは1000冊くらいですかね。昔に比べたら冊数はとても少ないのですが、選ぶのは難しかったです。僕の手癖があるのでそれを出さないように気をつけながら選びました。」
横須賀「それはどんな手癖なんですか!?」
小宮さん「うーん、あるんですよ。絶対これ選んじゃうみたいな。それでこう並べたらこうみたいな。それをここでやってもしょうがないから。自分の好きな本は選ばないで」
横須賀「Tにあう本をと考えたんですか?」
小宮さん「そうですね。まだ3ヶ月で傾向は掴みきれていないんですけどね」
時間があればいつも店内を並べ替えて本に触れている小宮さん。本選びの職人さんのようです。
麻衣さん「雑貨を手に取る感覚で本を手に取れるのが私は楽しいなと思って。こういう楽しみをもっとみんなに知ってほしいなと思いました。」

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丸山さん「本屋の雑貨化も進んでいるし雑貨屋の本屋化も進んでいるから、逆に本が洋服屋さんとか花屋さんとかに置いてあったりして、そういう流通ができるようにシステムをを変えようとしている人が出て来たり、またまったく本を売る気がない本屋が出て来たり。インテリアとして使うみたいな」
小宮「それは絶対にやりたくなくて、それは最初に丸山さんに言ったことなんです。風景として本があるといいよねみたいなのではなく、本はあくまで売るものとして置きたいです。」
麻衣さん「すごく大切なことですね」
横須賀「やはりちゃんとした方がセレクトしている書棚は違いますよね。Tの選書が魅力的な理由がわかってきました。」
麻衣さん「目指していきたいところってどんなところですか?」
小宮さん「誰がきてもそれなりに楽しめるような場所にしたい。僕はそれでまずは成功と思っています。デザインがわからない人来ないでくださいみたいな感じにはしたくないです。そうは言ってもこの規模なのでどうやって実現するかと思っています。」

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横須賀「国立駅から徒歩3分。ここの場所を新店舗に選んだ理由は?」
丸山さん「谷保から出たくないという気持ちもあったんですけどね。谷保天満宮の目の前の谷保天ビューのすごく景色のいい物件もみて、すごく気持ちよくていいなあと思ったんですけど、ほとんど人通りがないので・・・。それでもう少し広く国立まで範囲を広げて見ていて、もっと駅から遠いいい物件も見ていたんですが、タッチの差で逃してしまって。でも結果的にはここに巡り合って、駅に近いし一階の「いたりあ小僧」が長くやっている有名店なので、国立を知っている人にはすぐわかってもらえる場所なのでいいなと思ったんです。本屋ってわざわざ来るというよりふらっと来やすい方がいいかなと思って、結果としてここで良かったなと思っています。
麻衣さん「階段のあたりとかこの古い感じがいいですよね。とても好きです。古さもポイントでしたか?」
丸山さん「別に古くなくちゃってことはないけど、新築のマンションの一階のテナントがたまたま安かったからといって選ぶかなあとは思いますね。」

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横須賀「ずっと聞いていて思いましたが、このお店はどっちかっていうと本屋なんですね。」
丸山さん「いや、本屋ともギャラリーとも言ってません。ギャラリーはやらなければならないと思っているんですが、ギャラリーっていう言い方をやめたんですね。ギャラリーっていうと来ない人が一定数いるんです。ミュージアムショップってみんな行くじゃないですか。美術館に連れて行かれたお父さんも必ず最後はそこに寄って変なマグネット買うみたいな(笑)」
麻衣さん「わかるー!ミュージアムショップってワクワク感ありますよね!!」
横須賀「でも変なマグネット置く店にしたいわけじゃないんでしょ?」
丸山さん「そうですね。っていうかミュージアムに併設されているものがミュージアムショップではないんじゃないかと思っているんです。ミュージアムの定義を再構築したいと思って。美術館がミュージアムなのかなっていうとそうではないんじゃないかと。
ミュージアムとは箱物のことを呼ぶのではなく、地域に住む作家とそれを応援する我々も含めてその地域の生態系そのものをミュージアムと呼ぶという考え方です。
すごく簡単に言えば地域のアンテナショップみたいなものなんです。スプンフルさんとかヨシタさんの活動を紹介する場所が地域にあったらいいと思って。だから<地域の文化と本のある店>って言っているんです。地域の文化は地域で一番評価してほしいと思っています。」

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ギャラリー部分。1月に開催されたヨシタ手工業デザイン室とフルスイングの共同企画「jig」の展示風景。


横須賀「美術館を否定するわけではなく・・・」
丸山さん「美術館を否定はしないです。役割の違いです。ミュージアムってもっと多方面から考えた方がいい。箱があるとそれの維持運営に話がいってしまうので。それではダメなんですよね。」
横須賀「箱物の美術館の役割は研究保存だと思うので、こういうギャラリーを見に来てちゃんとそれを買い上げたりしてほしいですよね。」
丸山さん「結構この近くの美術館には言ってるんですよ。美術館の役割として研究保存の重要性はよくわかっているんですが、僕はやはり今がいつも気になっていてすでに評価されているものを再評価するみたいなことばかりを美術館がやっているけど、今も100年後に評価されるものが生まれていて、それを紹介して、保存するというのが重要な役目だと思っています。
多摩の現代美術が90年代にとても盛り上がった時代があったのに、立川のスタジオ食堂の活動なども多摩には何も残っていないんですね。その頃はとても安く作品も売られていたし、注目もされていなかった。多摩に発表の場がなくサポートする人もいなかったから、どうしても多摩を離れていってしまうのは惜しいなと。今の多摩の作家たちをサポートする場でありたいと思うんです。

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横須賀「それはすごく大切なことですね。こういう場所が国立にあるだけで、今の若い作家が国立で頑張っていこうと思うかもしれないですもんね。」
麻衣さん「自分の思いを言葉にできるって素晴らしいですね!museum shop Tの名前の意味がすごくよくわかりました。今日はありがとうございました!!4日のはけいち楽しみにしています。」

実は小宮さんとeducoの今井さんは大学の同級生で仲良しという間柄。
そんな関係もあってぜひeduco会場にお呼びしたいと思っていました。お楽しみに!

話を聞いた人、眞嶋麻衣(t.l.h.SPOONFUL)横須賀雪枝(YUZURIHA)
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by hake-ichi | 2018-02-28 22:08 | ゲストさんに聞いてみた | Comments(0)

ゲストさんに聞いてみた 24 [御菓子屋うえだ]さん

2018年2月19日(月)
御菓子屋うえだ 岡本宏美さん
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組合員の、中村さん(中村文具店)の運転で、麻衣さん(tiny little hideout spoonful)と私森(Flowers & Plants PETAL.)3人で八王子にある[御菓子屋うえだ]さんに行ってきます。
さぁ、出発!
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場所は、ご主人が営まれる素敵なアンティーク家具のお店の二階で。
後ほど、そのお店[michio okamoto warehouse]さんにもお話聞いてみましょう。

[御菓子屋うえだ]さんとは、スプンフルの麻衣さんがあるイベントで一緒になったことで知り合うことになったそうです。

お店に到着すると、大きなアガーベとミモザが迎えてくれます。
住宅街の細い道からからいきなりこの空間が表れて、秘密の場所に来たみたい。
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さっそくチャーミングな店主、岡本宏美さんにいろいろ聞いてみましょう。


お話の前に岡本さんに紅茶と[御菓子屋うえだ]のクッキーを出していただきました。
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岡本さん「実は私はお菓子をやってなくてずっと飲食店で働いていて、最初はアフタヌーンティーで6年くらい。そのあとイタリアンレストランで2年くらい。その後渋谷にある[トーキョーファミリーレストラン]というところで地中海料理などを中心に作っていました。
レストランでシェフとしてキャリアを積んでこられた岡本さん。
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岡本さん「そのトーキョーファミリーレストランでメニューを企画するのをやってみないかという仕事を任されることになった時、いろいろやってきたけど、私に何ができるんだろう、私は何をやっていきたいんだろうとふと疑問がわいてきて。
それで自分のできることが何かをまとめたいなと思って、いったんそのお店を辞めたんです。」

がむしゃらに働いてきて、ふと立ち止まる事大切な気がしますね。

岡本さん「それで一番やったことないお菓子を作ってみようかなと思って、ほんとに何気なく作ってみたんです。」

森「レストランでお料理を作ってる人は、必ずデザートやお菓子を作るわけじゃないんですね。」

岡本さん「もう全然担当が違うというか、作らなかったですね。前に努めてたトーキョーファミリーレストランでお菓子を作ってた人がメニューとかも全部決めていて、それがとてもおいしかったんです。私もやってみたいなと思ってたけどその人が在籍している間は絶対手が出せなかったんです。それもあったから、ちょっと試してみたいなというのがあったからかもしれませんね。」

森「それはお店を辞めてから、自宅で作り始めたの?」

岡本さん「そうそう、小さなオーブンを買ってきてね。」

中村、麻衣、森「うん、うん」

森「最初は何を?クッキーとかからですか?」

岡本さん「そうそう、クッキーは小さい時から好きで、子どもの頃にうちでもクッキーを焼いたりしてたから、そういうのをまず作ってみようと思って作ってみたら、めっちゃまずくて・・・」

森「えぇ~ほんとに?」

岡本さん「結構おいしいクッキーを色々食べてきたから、普通に作れると思ってたら、ほんとにまずくて(笑)」

中村さん「えー!今めちゃくちゃ美味しいですよ、このクッキー。」

岡本さん「ありがとうございます。」

中村さん「じゃあその反動で、勉強されたんですか?」

岡本さん「子どもの頃みんながおいしいおいしいと食べてくてれたはずの思い出のクッキーがこれじゃ、やばい!勉強というよりはひたすら作ってましたね。」

岡本さん「今はレシピや作り方はネットでいくらでも見られるし、それと同じのを作ってもしょうがないし、同じように作ってもおいしくできなかったし。
最初は楽しくて、作っては食べきれないからお友達に食べてもらったりとかしてたんです。
今思うと、食べてもらった中の一人のピザ屋さんがこれ売れるよ、売っちゃえば!って言ってもらった一言が大きかったですね。それでこれをちゃんとやろうと思うようになりました。」

麻衣さん「それからイベントとかに出るようになったの?」

岡本さん「ちょうど国立に引っ越したころで、たまたま誘ってくれた人が[ニチニチ日曜市]に出てみないと言ってくれて。それからキッチンの許可を取って始めましたね。それがスタート。」

麻衣さん「[御菓子屋うえだ]さんのお菓子ってワクワクするよね。いろんな形の色々なクッキーの詰め合わせとかあって、パッケージもかわいくてね。」

岡本さん「自分ではワクワク感とかわからないけど(笑)、今時の物じゃなく、昔日本に洋菓子が入ってきたころのような雰囲気のものにしたくて、味がというよりはイメージはなんだけど。」

中村さん、麻衣さん、森「うん、うん」

岡本さん「その感覚をパッケージなどにも入れてもらうように頼んで、デザインしてもらいました。」
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岡本さん「これも知り合いの方の紹介で、恵比寿のEkocaさんに卸させてもらっているんですけど、そこからお仕事が広がったのはあると思います。」

岡本さんとお友達やお知り合いの方がいい関係でつながっていきます。


岡本さん「ここはただのプラスティック工場だったとこで、私が今キッチンとして使っているところは工場だったころの休憩所として使われたところなんです。」

岡本さん「michio okamoto warehouse(岡本さんのご主人のお店)の以前の倉庫が手狭だということで探してて、出会った場所がここなんです。ここなら私もここでできると思って便乗した形で(笑)。」

中村さん「ここに来た時、看板とかなかったけど、販売の日は(看板を)出すんですか?」

岡本さん「ないんです!ないから、みんな迷って迎えに行ったりして。」

中村さん「でもそういうことも含めていいですね、ここまで来たら急にこの空間が広がっているのが感動しました!」

岡本さん「最寄り駅は西八王子なんですけど、それでも歩いて25分くらいかかります。お客さまは車で来てくださる方も多いです。」

岡本さん「ここでの販売は月に1~2日程度で、あとはイベントだったり、卸したりとか。」

森「3月のはけ市に出てくださるときのおすすめ商品とかありますか?」

岡本さん「オールスターぞろい的に持っていけると思います!」
3人「おぉ~!」
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森「お菓子作りでこだわっていることとかありますか?」

岡本さん「う~ん、こだわりは特にないんですけどね。流行っててみんなが作ってるもの、だれが作ってもおいしくできるものは作ってなくて、自分が作りたくて、他になくて、私だからこれになったかなっていうものしか商品にはしないというのはあります。」

森「それは十分なこだわりですね!」

中村さん「自分の作ったお菓子が何と合うとかありますか?」

岡本さん「珈琲が大好きだから、珈琲と合うお菓子を作ってるなと思います。紅茶出しちゃったけど(笑)」


スプンフルの麻衣さんも厨房で働いてた時は作ってなかったのに、今お菓子を作っているという意外な共通点もあって、お菓子作り、お料理作り、自分が作るものは何なのか?、話が盛り上がりました。。

森「お菓子の前はお料理を作られてたから、またお料理やりたいなって思ったりしない?」

岡本さん「うん、最近やりたいなと思ってて、」

森「やっぱり!」

岡本さん「でもまだ自分の作るものが何かはまとまっていない状態です。」

そのうち岡本さんがお料理を作られることになったら、また伺いたいですね!


ご主人の道雄さんをご紹介いただきました。
中村さんと古いもの好き談議でこの後盛り上がる事間違いなしの予感!
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↑[michio okamoto warehouse]店主 岡本道雄さん(右から2人目)

岡本さんのキッチンは、ご主人が営まれている[michio okamoto warehouse]というアンティークの家具屋さんの2階にあります。
[michio okamoto warehouse]は基本的には50年代・60年代のデンマークの家具で、今はイギリスの物も置いているそうです。
ここにおいてある家具はまだ手を付けていない状態で、お客さまに選んでもらったら、その好みに合わせて、ピカピカにしたい人や、古い雰囲気を残した修復などその好みに合わせてリペアしてからお渡しされるそうです。
ご主人のお店においてある家具も素敵なものばかりで、3人とも興味津々。どこを撮っても絵になる店内。
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↑ナンキンハゼの枝。店内には大胆に植物が飾られていました。

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↑家具をリペア中のスタッフの方。

●3月のはけ市で同じくゲスト出店いただくmuseum shop Tの丸山さんは、[michio okamoto warehouse]さんと[御菓子屋うえだ]のオープンの時のDMとショップカードのデザインをされたそうです。そんな楽しい偶然のつながりもありました!

3月のはけ市、どうぞお楽しみに!

[御菓子屋うえだ]さんのご出店は2018年3月4日(日)のはけのおいしい朝市
会場: antiques educo 〒184-0001 東京都小金井市関野町1-4-6 デミールハイツ1F


御菓子屋うえだ  :
(岡本宏美さん)  〒192-0041 東京都八王子市中野上町5-3-4

お話を聞いた人:中村さん(中村文具店)・麻衣さん(tiny little hideout spoonful)・森(Flowers & Plants PETAL.)
写真 :お菓子の写真:岡本宏美さん そのほかの写真:麻衣さん・中村さん・森
場所 :御菓子屋うえだ











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by hake-ichi | 2018-02-26 20:53 | ゲストさんに聞いてみた | Comments(0)

ゲストさんに聞いてみた 23 [Rain Drops]さん

はけのおいしい朝市に何度もご出店いただいている、Rain Dropsのオーナー貫井成実さんに、スプンフルの麻衣さんとペタルの森でお話を聞きました。


麻衣「どうしてアンティークショップを始めたんですか?きっかけとか聞かせてほしいです。」

貫井さん「学生の頃に吉祥寺に住んでいました。当時から吉祥寺にはサムタイムやファンキー等々アンティークな空間を楽しめる素敵なお店がたくさんあり、バイト代がでると洋服は買わなくてもお店には行かなきゃ、と日々巡っていました。
お金の余裕はなかったので、実際にアンティーク品を買うことはできず、お店に並ぶ品々を眺めながらお茶を飲むことが唯一の楽しみでした。そして時間があれば西荻(西荻窪)に歩いて行って、何時間もお店を巡ってはウインドウショッピング。
それから時が流れて子育てが一段落し たころに、多摩美(多摩美術大学)の骨董講座っていう単発のセミナーのがあるのを知って通い始めたんです。
それまでアンティークショップには行っても骨董市には足を踏み入れたことがなかったのですが度々行くようになり、古物商の免許を取れば出店することも可能と知ることになりました。今から10年位前の話になるんですが、友人のアドバイスもあってアンティークディラーになることに。思えば20代の頃からの思いをお仕事にできたということでしょうか。」

森「それから好きなものに囲まれる生活が始まっていくわけですよね!」

貫井さん「そうだね。それまでも自分のために買っているものはあったけど、売るための物はやっぱり10年前からになります。」
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↑高幡不動の骨董市に出店中の貫井さん

麻衣「貫井さんにとって骨董の魅力って何ですか?」

貫井さん「う~ん一言ではうまく言えないけど、シンプルなつくりの物は部品を変えたり少し手入れすれば何年も使い続けられるところとかなぁ。」

森「すごく安く買ってきて壊れたらまた買うというのと全く逆のスタイル。お店の商品を構成する貫井さんの選ぶ目があってレインドロップスワールドが作られるわけだけど、何か選ぶのに決めてることとかありますか?私だったら花なんだけど、これかわいい!とぐっと感じるものを集めてくるっていうのがあるんだけど。」

貫井「私もそうかな、言葉にすると難しいんだけど。まず見て惹かれるもの。それと基本は生活に密着していて、実際に使えるものっていうのがあるかな。もちろん飾っておいて良いものもたくさんあるし、中には用途不明だけど魅力的なものも。古文具も大好きなので、 中村文具店さんにありそうなものも個人的に集めています。」
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そんな風に集められた物たちを携えて、どれくらいのペースで出店されてるのでしょうか?

麻衣「月にどれくらい骨董市出てるの?」

貫井さん「月に最低7回ぐらいかな?」

麻衣・森「えーーー!そんなにでてるの!!」

貫井さん「でもこれは少ないくらい。」
夜型の貫井さんは朝早起きよりも夜寝ないで2時、3時に骨董市に出発。
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↑貫井さんの目にかなった商品たち

麻衣「骨董市に出店することの魅力って何ですか?」

貫井「骨董好きのが人集まってくる市だから、目指してくるお客様が8割り方。だから出店しがいがありますね。」

貫井さんの選ぶ商品にはデザインや機能性も含めてとても人気があります。
ある人はアンティークという人の手に渡ったものが苦手だったのが、貫井さんがお手入れをされて磨かれたものを手に取ってからは、古いものに抵抗がなくなりアンティーク好きになられた方もいるそうです。魔法の手をお持ちです。
数ある品物の中から心の琴線に触れるものを一つ一つ仕入れされてる貫井さん。

貫井さん「それとアンティークの魅力は経年変化を楽しんでいただきたいというのがあります。何十年もかけて錆びちゃったりとか、木製品に丸みが出たりとか、大切にされて何度もお手入れされて直されてきたものの魅力っていうのは、古く見せるために施されたエイジングとはまた違った趣があると思います。」

今度、2月のはけのおいしい朝市にご出店いただくのですが、おすすめの物をお聞きしました。

貫井さん「今回は骨董市にはもっていかない、小さな家具や古道具などをお持ちしようと思っています。それとストーブにかけられるようなヤカンとか冬のアイテムもお持ちします!」
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↑写真の商品が当日ない場合がございます。ご了承くださいませ。

たくさんあるだろう商品がスラスラ出てくる貫井さん。

麻衣「商品の管理っていったいどうしてるの?」

貫井さん「文字だと忘れちゃうから絵に書いておくの。」
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↑貫井さんのスケジュール帳
さすがです!経験から生まれたテクニックですね。
当日が今からとても楽しみです。
麻衣「2月はとても寒いので暖かくして来てくださいね。」
貫井さん「神社などの骨董市で鍛えてるから寒さ対策は万全。足元をしっかり温めれば大丈夫です!」と力強いお言葉いただきました。

貫井さんが選ばれたRain Dropsの世界観をこの機会にぜひご堪能ください。
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RainDrops: [Facebook] https://www.facebook.com/drops.rain.94
      [instagram] drops2007


写真:貫井成実(Rain Drops)、眞島麻衣(Tine little haidout spoonful)
お話を聞いた人:眞島麻衣と森このみ(Flowers & Plants PETAL.)
文:森 このみ







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by hake-ichi | 2018-02-02 12:36 | ゲストさんに聞いてみた | Comments(0)

ゲストさんに聞いてみた.22「にしまきごはん」

2月のはけいちゲスト、小金井市中町のお店に待望の移転オープンしたばかりの「にしまきごはん」さん。

ペタルの森さんと、出茶屋鶴巻で、にしまきごはんさんにお邪魔して、西真紀さんにお話を聞いてきました。


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にしまきごはんの成り立ちは?


「そもそも、趣味料理」とにしまきさん。

3年前、普通にお仕事をされていたのですが、阿佐ヶ谷の「イネル」という小さなシェアカフェで活動していた友人から「料理好きだったらやったら?」と声をかけてもらったのが、最初の出店のきっかけだそう。


「やっていいの?と気軽に始めました」

私が作るごはんだから、「にしまきごはん」と名前が誕生。


「最初は完全ベジではなく、メインはお肉と野菜と選べるようにしていたのですが、だんだん野菜だけの方が自分では楽だなと思うようになっていきました。

そうして、仕事のないときに月1、2回のシェアカフェを続けていたら、だんだんと知り合い以外のお客さんも来てくれるようになって、料理の仕事がすごく楽しくなってきて。そんなときに友人が西荻にシェアカフェがあるよと教えてくれたんです」


そこは不動産屋さんがコアワーキングカフェ、シェアスペースとして始めた素敵な場所で、オーナーさんと話してまずは1日にしまきごはんをやったところ、手応えを感じたそう。

そうして西荻窪のシェアカフェ「in the Rough」でも毎週金曜日に「にしまきごはん」を始めた西さん。


「当時、憧れの野菜料理家の庄司いずみさんのワンデイレッスンに通っていて、庄司先生はとても気さくで野菜が好きなベジ料理家さんで、すごく応援してくれたんです」

その料理教室では、庄司先生に背中を押されて、「にしまきごはん」の教室を開くことに。

「じゃあやります!と思いきってやった教室も喜んでもらえて楽しくて、そこで知り合ったベジブロガーのベジップルズさんが、イネルやin the Roughにもよく来てくれるようになって、ブログですごく紹介してくれたんです。そうしたら一気にベジ界に広がって、‘ベジップルズさんのブログを見て’と来てくれる人が増えてびっくりしました」



そうしてだんだんと、舞台の音響のお仕事から料理へと比重が移っていった西さん。

シェアカフェをやりながら、同時に三軒茶屋の老舗のベジカフェ「OHANA」さんのキッチンで働いて修行を積んだそうです。


そうして料理を提供するということ、飲食店とはということ、などOHANAさんで1年、2年と学んだ折に、イベントで知り合ったうっしぃ珈琲さんから「いい物件に出会ったからお店をやらないか?」という連絡が来たそうです。


ほとんど初めて降り立つ武蔵小金井の駅。ここでカフェかぁと思ってたどり着いた建物は面白くて、トントン拍子にやることに。

2017年の4月、武蔵小金井の小さなアパートの一室で「にしまきごはんとうっしぃ珈琲」として、2店でシェアをしてカフェをオープンしました。


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出茶屋の出店先、平林家のすぐそばだったこともあって、私もにしまきさんと出会うことができました。オープンからファンが駆けつけてすごかった!!


週一のシェアカフェでやってきたことと違うことは、地元のお客さんがよく来てくれるようになったことだそうです。

「本当に近所の方が、どんどん来てくれるようになって嬉しかった」と西さん。


オープンから半年、10月のはけいち神社開催にも出店してもらいました。

半年やってみて、小さなキッチンやシェアカフェでできることの限界、そして新しい物件との出会いから、今の場所への移転を決めたそうです。


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「この場所を決めたとき、はけいちに出たことがとても助かりました!あの神社のときの、とにしまきごはんをみんな知っててくれたんです」

と嬉しいことを言ってくれたにしまきさん。


すっかり小金井の輪の中にいるにしまきさん、まだオープンから1年も経っていないことが信じられません。


中町の一軒家の内見も、小金井の知り合いが集まって大勢で見に行くことに。

入ってすぐに、ここだ!とピンと来て決めたそうです。

それから約3ヶ月、お友達の大工さんと改装工事を進め、ちゃぶ台をえんやこらと運び、座布団を常連さんに作ってもらい、みんな待ちにまった111日のオープンを迎えました。


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新しい「にしまきごはん」のドアを開けると、にしまきさんがキッチンから笑顔で迎えてくれます。とてもほっとする空間。

にしまきさんの作るおいしいごはんでくつろぎに、ぜひお店に足をお運びください。


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2月のはけいちでは、あたたかい粕汁、塩昆布くるみの握り、お惣菜などを販売する予定だそうです!

寒い季節に、嬉しいメニュー。にしまきさんの作るごはんは、心からとてもあたたまります。


出茶屋の小屋&オリーブ・ガーデンで味わうにしまきごはんさん、とても楽しみです!



にしまきごはん

小金井市中町2-13-10

火~土 11時~18open

tel : 070-3331-0407



聞いた人:ペタル森このみ・出茶屋つるまきまゆこ








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by hake-ichi | 2018-01-30 22:27 | ゲストさんに聞いてみた | Comments(0)

ゲストさんに聞いてみた21「カヌー犬ブックス」

9月のはけいちのゲスト、カヌー犬ブックスさんは、ネット販売や東京蚤の市などのイベント出店で本の販売をしている古本屋さんです。

店主の幸田岳(がく)さんとは丸田ストアーご近所のよしみでもあり、スプンフルに本を置いていただいていたこともありました。
今回はスプンフルの2人で幸田さんの本棚を覗きにお宅にお邪魔してきました。

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カヌー犬ブックスの始まりは2003年。それまで幸田さんが好んで読んでいた海外文学の本を手放そうと考えた時に、仕事でカートプログラム(ネット通販サイトの買い物カゴの機能)を作成する話が出たそうで(幸田さんは当時web関連の編集の仕事をされていた)「ちょうどネットの古本屋が流行っていた事もあって、じゃあ自分のサイト用に試しに作ってみようか」とネットショップを立ち上げたそうです。

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「はじめは海外文学だけだったんですけど、ちょっと偏りすぎてるかなと思って。他に料理の随筆も好きだったので、だんだんと料理関係の本も取り扱うようになっていきました。」
少しずつ扱う本の冊数も増やしていき、とても忙しい時期もあったそうですが、お子さんが生まれた頃からは無理のないペースにシフトしていき、今はだいたい2000冊の在庫があり、それ以上は増やさないようにしているそうです。

「最近はジャンルをもっと増やそうかなって思っています、音楽とか。でも音楽は難しいですね、自分の好みでいっちゃうから。これいいなって思っても“きっと俺以外には読まないだろうな”って思うものもあります。」

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池波正太郎の随筆や獅子文六も料理本として読んでいたという幸田さん、「料理関係の本をもっと男の人たちにもアピールしたいです。周りの男友だちもお酒飲むし、『酔っ払い読本』(吉行淳之介が編集した酒にまつわるアンソロジー)とかきっと面白いと思うんです。」

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幸田さんの読書遍歴をうかがいながら(これがとても面白いのです)カヌー犬ブックスの本棚を眺める時間はとっても楽しかったです、どうもありがとうございました。
幸田さんはイベントの時はテーマを決めているそうで、それに沿った本を選んで持っていくそうです。日曜のはけいちではどんな本が並ぶのか、とても楽しみですね。

カヌー犬ブックス
http://www.canoe-ken.com
ホームページには日々の雑記やツイッターなども


話を聞いた人 スプンフル
写真 スプンフル・マイ

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by hake-ichi | 2017-09-02 15:29 | ゲストさんに聞いてみた | Comments(0)

ゲストさんに聞いてみた⑳「PARITALY」(パリタリー)

今回は、出茶屋の鶴巻とペタルの森で9月のゲストさん【PARITALY(パリタリー)】の店主、江頭(えがしら)みのぶさんに、6月にオープンされたお店でお話を聞いてきました。

PARITALYさんは、小金井の農家さんから直接仕入れた野菜の移動販売、福菜屋で副菜、[ハーフそうざい]を販売されているお店です。


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いまも続いている[知ってる?!こがねい]というブログで地域の情報を発信していた江頭さん。後にTokyo WalkerWEB版地域編集担当のお仕事もされていた時に、出茶屋の鶴巻さんと出会ったそうです。

そして今お店を始められたのはどうして?[ハーフそうざい]とは?

色々伺ってきました。


鶴巻「そのころから、弁当屋をやりたいっていってましたよね?」

江頭さん「お惣菜とかお弁当の販売を車でやりたくて。」

「お料理を作るのが好きだったんですか?」

江頭さん「料理は好きでした。理科の実験みたいで。子どものころ風邪をひくとすぐ扁桃腺が腫れて、普通のご飯が食べられなくて、流動食みたいなものになるんですけど、これが全然おいしくなかった。カラダやココロが弱ってる時ほど「ほっ」とする味が必要。おばあちゃんの畑の味。そういうこともあって、栄養士の専門学校に行くんです。」

「そこで調理師の免許も取ったんですね。」


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↑江頭みのぶさん(右)


その後、車のディーラーで働いた後、一か月イタリアに旅行、それから日本のイタリアンレストランで働くという数年間を過ごされます。


江頭さん「そのレストランで知り合いができて、再びイタリアに行くようになるんです。そして3か月くらいファームステイした時に、畑で野菜取ってきて、料理して、食べていただいてお金をいただく。あ、なんかこのスタイルいいな!と思って。私が行った町がイタリアの田舎町で、食べ物の移動販売車が一番重宝されてたんですね。いつかイタリアのBAR(バール)みたいに、甘いお菓子とコーヒーを積んだ移動販売で色んな街を回りたいと思ったんです。」

鶴巻・森「そうなんですねー!!」

江頭さん「それから日本に帰ってきて、美容室でWEBの広報担当として働くんですけど、」

「いろいろやってますね!」

江頭さん「美容室が都内にあったので、ランチタイムになると日替わりでよく移動販売車を見かけるようになり、いつか挑戦したいと思うようになりました。」

「江頭さんのいろいろなイメージと経験が、移動販売に向いて行ったんですね。」

江頭さん「できればいつか車で日本横断したいなとも思っていて。一つのことにとどまるよりも切り替えられるポイントがあると、その両方の刺激で自分らしく働くバランスが保てる気がしています。」


一つずつイメージを現実に変えていく江頭さん。

車を買って販売用に内装を変えて、小金井のいろいろなところに出向いて、その中に農家さんとの出会いもありました。


江頭さん「実際農家さんに出向くと、ぶっきらぼうであっても話をちゃんと聞いてくれて、アドバイスもくれる。手厳しいアドバイスの後に、じゃあ実際僕らに何ができる?と言ってくれたり。始めて出店させてくださった読売新聞の松井さんも「何度もしつこく来る(笑)!」と言いながら妄想話に付き合ってくださいます。「やりたい!」と思う反面重い腰がなかなか上がらなくて車を買って動かさないまま車検を一回通しました(笑)。誰かと話す機会があると自分の中のモヤモヤが整理され次の一歩に。小金井はそういう人達との出会いがすごくフラットな気がします。」


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↑PARITALYさんの移動販売カー


「今何軒かの農家さんから直接仕入れされてるんですよね。」

江頭さん「いま4軒で仕入れさせてもらってます。メールで明日何がありますか?って聞いて、次の日の朝畑に取りに行くっていう感じです。」

「それが始まって、イタリアの時のイメージがよみがえりました?」

江頭さん「ある農家さんの畑に行ったときに、もう大自然を感じました。そんなに大きな場所じゃないんですけど、何が植わってるかわからないから抜いてみて。とか!作り手とその人が作る野菜が似てるんです。その人が作る野菜は迫力があるんです。わーってみんなが喜ぶような。それぞれの農家さんにそれぞれ特徴があって。」

鶴巻・森「おもしろい!畑に行ってみないとわからないことですね。」


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当日の野菜を見て、土日の野菜の移動販売の後、お店で販売するお惣菜のメニューを決めていかれるそうです。


鶴巻「[ハーフそうざい]の話を聞きたい。」

「[ハーフそうざい]っていうのは、今までに聞いたことない言葉だよね?」

江頭さん「そうそう、[ハーフそうざい]っていう名前はすごく考えて、味も薄味で最終的に自宅で仕上げる総菜です。仕事して家に帰ってご飯作らなきゃって時に、自分もそうなんだけど、一から作ろうと思ったらそんなにちゃんとはできない。ハンバーグをチンして食べるときもその横に野菜があればちゃんと食べた感じがするし、最終的に家で仕上げができるまで加工したもので自分好みの味付けもできるような、半分だけ調理できてるものがあればいいと思って作りました。」

「私も試したい、[ハーフそうざい]」

鶴巻「おいしかったよ!」


飽きがこない味って何だろうって考えて、移動販売の時お客さまに聞いていたら、野菜に飽きるというより、濃い味付けに飽きる。だったら味付けはほどほどで、お客様好みに仕上げをしてもらえばいいと考えたそうです。

江頭さんには季節にあったいろいろなアイディアも次々と出てきます。

たとえば大根おろしを焼き魚にちょっとだけつけたいときに100g買えるとか。


江頭さん「その場所、今の生活に合った販売スタイルを自分なりに見つけられたら、それで濃く狭く、細く長くやっていきたい。鍋を持って買いに来られるくらいの距離感で商売ができたら面白いなと思っています。」

鶴巻「今度のはけ市にはピザを持ってきてくれるんですよね?」

江頭さん「ここ数年ボランティアでいろいろなイベントを手伝ってるんですけど、ピザにビールの組み合わせって意外とないなぁと思って。PARITALYっぽい商品かも!と。ピザの窯を作る方に相談していたら、普通の窯は何百kgもするらしく、重くてイベントには持っていけない。それでも何かあるはず!と探してたら持ち運べる窯を見つけてそれを使います。それに毎週木曜日にナポリから水牛のチーズを空輸してる業者さんがいてそこの新鮮なブッファラを使います。」


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*10月からはお店でカットピザの販売も始められるそうです。


おいしい小金井のトマトと水牛のチーズ(ブッフォラ)のマルゲリータピザとイタリアビールを持ってきてくださいます。

イタリアビールは軽く飲めるビールでピザに合う江頭さんのおすすめの組み合わせです!


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もともとお店の近くが地元の江頭さん。

はけ市に遊びに行ったときに、このがっちゃがちゃないろんな種類のお店がなんかまとまってるなぁみたいな感じって何だろう(笑)と思っていてくださったみたいです。

今度初めてご出店していただく運びとなりました!


ぜひこの機会に、パリタリーさんのビザを味わってください。

当日、はけ市では[ハーフそうざい]の販売はありませんが、まずはピザとビールで!

みなさま、お楽しみに‼

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PARITALY(パリタリー)

184-0004 東京都小金井市本町5-39-23 T-コーポミナミ 

営業日 日曜日・火曜日

営業時間 16002000

ホームページ  http://paritaly.kitchen

*PARITALYさんは9月は夏休みです。103()から開店します。移動販売の詳細はブログをご覧ください。

聞いた人:鶴巻(出茶屋)と森(ペタル)

写真:移動販売カーとピザの写真は江頭さん。その他は鶴巻と森




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by hake-ichi | 2017-09-01 19:02 | ゲストさんに聞いてみた | Comments(0)

ゲストさんに聞いてみた⑲ 「五八prodacts」

7月2日のゲスト「五八Prodocts」さん。今回は事前に時間がなく開催後にお話を聞かせていただきました。。
五八のお二人のお名前は五島史士さんと八木沼修さん。その頭の文字をとって五八なわけですが、商い用語で「五×八=四十」しじゅう=しじゅうくる客=常連を意味する言葉だそうです。
五八は2011年東京三鷹市で結成されました。
横須賀が関わるヨシタ手工業デザイン室も設立は2011年。その翌々年の2月に自由学園明日館で開催されたクラフト見本市にヨシタが初めて出展した時に五八さんと出会いました。その頃からぜひはけいちに参加していただきたいなと思っていたのでようやく念願叶って!ご出店いただくことができました。

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ー長崎出身のプロダクトデザイナーの五島さんと北海道出身で建築家の八木沼さん。五八のホームページには「商品企画、デザイン、コンサルタント、卸売業務、展示会出展サポート」などが書かれています。
そもそもどうやって出会って五八を結成されたんですか?

八木沼「2010年に八木沼が単独で展示会に出展しました。
ここ数年こそ 工芸品や手工業にスポットが当たる機会が日常になりましたが丁度、その展示会の時期頃から注目され出したタイミングで、その時展示した商品や活動について、反応や興味を持つ方があったんです。

その時に、「ひょっとしたらもう少し活動を継続したら」と感じ、工芸品や地方の産地との仕事をしていた五島さんに声をかけて、儲けることや商売云々は一先ず置いといて、産地の事や作り手さんの事を伝えていきたいという事を大事にしてスタートしました。」



ー今回はけいちにお持ちくださった商品は、石鹸と郷土玩具のお人形。これらの商品との関わりを教えてください。


五島「この佐賀の尾崎人形は700年以上前から作られていたという古い歴史があるんですが、一度途絶えてしまいました。現在、尾崎人形の保存会に参加している髙柳さんと若いお弟子さんの二人で製作していますが、現存している型はかなり古く摩耗してしまっていて、今後、商品として作っていくためには型を新しく作る必要がありました。ですが、髙柳さんは型を作れません。そこで私たちと関わりのある同じ佐賀県内の肥前吉田焼の窯元さんが型の製作をしたことから、今はアドバイザーという形でお手伝いしています。」

尾崎人形はユーモラスな顔やシンプルではっきりとした色合いも魅力的。そしてカチガラスなど佐賀らしいモチーフも欲しくなりますね。

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ー石鹸との関わりは?


五島「神戸で昔ながらの製法で無添加石鹸を作り続けているメーカー、丸菱石鹸さんに『旅する石鹸』を製作してもらっています。『旅する石鹸』は立川での本のイベントで企画したものですが、その時点ではメーカーさんは決まっていませんでした。ですが、実はその時とても気に入っている山羊ミルク石鹸があって、そのメーカーさんである丸菱石鹸さんをぼんやりイメージしていました。そこで実際に商品化するにあたって丸菱さんに相談しました。そういう経緯があるので、旅する石鹸の第一号はやぎミルクなんです。
現在は商品を選んだり丸菱さんのディレクションしている感じです。『旅する石鹸』の名前は旅する時に持って行って1日1個使い切りというイメージで名付けました。コールドプロセス製法(冷製鹸化法)という方法で作られいて、火を使わず自然の反応熱のみでじっくりと作り自然乾燥させています。そのため天然の保湿成分やビタミンがそのまま丸ごと残っているので洗い上がりもしっとりと格別です。防腐剤など品質安定剤、化学香料・色素などを一切使用せず食品原料のみを使用した無添加石鹸にこだわりました。

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ーキャラメルみたいなパッケージがとても魅力的で欲しくなってしまいますよね!初めてお会いした時にこれを買わせていただいて、いつかはけいちに出て欲しいと思っていたんです。今日は「疲れた肌石鹸とかラベンダーとか人気でしたね。皆さん色々みて楽しんで買われたように思いました。ぜひまた参加してください。


八木沼「のんびりといろんなお客様とお話しできて楽しかったです。ぜひまた参加させてください」


ー今日はありがとうございました!!

五八Product   http://www.5x8products.com

話を聞いた人:YUZURIHA(横須賀雪枝)
写 真:tlh SPOONFUL(眞嶋麻衣)
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by hake-ichi | 2017-07-08 10:09 | ゲストさんに聞いてみた | Comments(0)

ゲストさんに聞いてみた ⑱ 「手しごとやさん」

6月のはけいちゲスト、「手しごとや」の萩野谷栄里さん。
はけいちゲストにもすでになんども出ていただいていますが、お客様としても毎回のように顔を出してくれるえりさん。いつも柔らかい栄里さんの笑顔に会うと私たちもホッとします。Petal.の森さんと横須賀で栄里さんのご自宅兼サロンにお邪魔してお話をうかがってきました。

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小金井との境の小平市の住宅街にあるお宅は、以前建築関係のお仕事をしていたという栄里さんのこだわりの3階建住宅。玄関の植栽も「GWにがんばって手を入れたの〜」と言われるだけあって、とっても素敵。(プロの森さんからも褒められていました!)。

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東京出身の栄里さん。結婚してから小金井に住み、その後引っ越した小平と合わせるともう20年になるそう。若い頃から自分の好きなものへのアンテナ感度は抜群!いつも素敵な出会いに恵まれてきたと言います。
小平に越してきてしばらくして、近所にガレージを改装した美味しいパン屋さんができて、人気となり時には並ぶこともあったそう。ある日その列に並んで待っていたところ、お祝いに届いていたアレンジメントのグリーンのアジサイががとてもきれいだったので「素敵ですねえ」と思わず声に出したら、栄里さんの前に並んでいた女性も一般的には地味な色目のアジサイを「きれいですよねえ」と一緒に頷いてくれました。とてもうれしく感じていたら時々会うようになっていつしか親しくなり、その方がアロマテレピーの教室を始めるというので、通い始めることに。
「もともとアロマには興味はあったんだけど、お友達から習えるならと最初は軽い気持ちで始めたんです」でも次第にその面白さ、奥の深さにはまっていき、2年間しっかり勉強していました。

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アロマを学んだものの、自分の知識としてとらえていてすぐにお仕事にしようとは考えていませんでした。
しかし通っていた吉祥寺の美容師さんが栄里さんの香りを気に入り「うちに来るお客様に紹介したい」と言ってくれます。「ゆったりと丁寧にやっているところがいいなと思っていたお気に入りの美容室だったので、ここならやれそうと思って、日を決めて1日美容室にいて来るお客様のご希望を聞いてアロマを調合してお渡しするということをずっと続けてきました。そんなところからアロマを仕事にできるかなと思って徐々に今のかたちになりました」。

いつも自分の好きなもの、好きなお店に出向いて素敵な出会いを見つける栄里さん。前原坂にあったPetal.にもよく通われていました。
森「お店にお花を買いに来てくれていつの間にかお話するようになって友達になったんだよね。最初はフラメンコの人って思ってたんだけど、それからアロマの人なんだってわかって」
栄里「そう最初はフラメンコの人だったよね。フラメンコしてたからね!」
懐かしそうに出会った頃を話す二人。お客さまであっても気の合う人に会えたら仲良くなってしまいますよね。
栄里「はけいちには1回目から通っているんですよ。出店するようになってまたいろんな出会いがあって、昨年の出店の時にペンダントを買ってくれた若い男性が先日の国分寺のイベントに偶然来られていてお会いしてその時もペンダントしてくれててうれしかったんです」
そんなお話を聞いてなんだか私たちもうれしくなりました。

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横須賀「アロマって香りという以外にどんな風に暮らしに取り入れたらいいんですか?」
栄里「ただ香りを楽しむというだけでなく掃除に使ったり、お洗濯の部屋干しの時にちょっとスプレーしたりするだけで、消臭できたり抗菌作用もあったりして色々な取り入れ方があります。効能がわかると取り入れやすくなりますよね。そしてまずは好きな香りを知ってもらうこと。自分の好きな香りがわかると、それがあるだけでリラックスできたり、日によって好きな香りが変わったり、香りって面白いところがいっぱいあるんです」

森「これからの目標というか、どんなふうにしていきたいですか?」
栄里「これからも自分が楽しいと思えることをやっていきたい。自分では自分の個性はよくわからないけど、私が作ったアロマをえりちゃんらしいねって言ってくれる人がいる。お客様からのオーダーはできるだけお客様のご要望を聞いて、そこに私が感じたお客様に必要なものをプラスしてご提案するのが楽しい。お客様が求めているものを見つけていく作業は自分に向いている仕事だと感じているし、とても楽しい仕事なんです。ぴったりのものができてお客様にも喜んでもらえた時がとてもうれしい。これからも続けて行けたらいいなと思っています」
森「今度のはけいちのおすすめがあれば教えてください」
栄里「沖縄の月桃から抽出したアロマを基本に調合したスプレーを持っていきます。防カビ、防虫の効果もありますが、夏の火照った肌の鎮静などの効能もあります。初夏の爽やかな香りです。」
実際にその香りをかがせていただきました!月桃のいい香り!とっても効果ありそうです。

ご自宅でアロママッサージの施術も行なっている手しごとやさん。1時間たっぷりマッサージしていただけたら、すっごくほぐれて心身ともに元気になれそうです。ご興味ある方ははけいちの時に聞いてみてくださいね。

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お話をうかがって・・・
パン屋さんで偶然にアロマの先生に出会い、通っていた美容室でお仕事させてもらい、Petalさんとの出会い・・・自分の足で自分の好きなお店や場所に出向いていると、素敵な出会いに巡り合う。それを自然に受け入れて、味わって、発展させて、暮らしも仕事も楽しんでいる栄里さん。そんな風に感じました。普段はひかえめな栄里さんのいろんなお話を聞くことができて、有意義なひとときでした。

お話を聞いた人&写真:森(Petal.)と横須賀(YUZURIHA)
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by hake-ichi | 2017-05-29 22:37 | ゲストさんに聞いてみた | Comments(0)

ゲストさんに聞いてみた⑰[moomDesign]

 3月の[はけ市]に会場をご提供いただく設計事務所[moomDesign]の市川さんと林さんに、
鶴巻さん(出茶屋)と森(PETAL.)でお話を伺ってきました。

 2016年の9月より小金井郵便局(本局)の近くから、小金井公園の近く、*1)do-zoさんから数メートルの所に事務所を移転されました。
*1)do-zoさんは同じく3月の会場となります。別のページでご紹介いたします。
 前の事務所も素敵でしたが、こんどの場所は古い一軒家をリノベーションされて、1階にはカフェとしても使えるスペースができました。
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鶴巻 「どうしてmoom(ムーム)というんですか?」

市川さん 「字からお気づきと思いますが、北欧から来たご存知Moomin(ムーミン)からとったのです。クラシックで、アンティークなものが好きなんですけど、トーベヤンソンさんの原画を見たときに、はっとするような表現とか、繊細な表現もされていてその世界観からですね。」

「もともと建築のお仕事をずっとされていたんですよね。」

市川さん 「そうです、店舗設計、お店作りがメインでやっていました。それで今まで、とがったデザインなものとか、無機質なもの、様々な感覚のものとかかわってきて、今ようやく自分のやりたいものが見えてきた感じがするんです。穏やかなものでノスタルジックな感じがするものに惹かれるんだなと改めて思いました。」

市川さん 「でも、お店作りというのは、お店の方のやりたいことがまずあるので、必ずしも自分のイメージに合うとは、かぎらないんですね、あたりまえなんですけど。
 それでまず、自分の作りたいイメージを実際に作って、こういうのができます!こんなイメージはどうでしょう!と いうのを発信していこうかなと思って始めたのが[moom]ということになります。」

市川さん 「以前は渋谷に事務所を構えていたのですが、これからはライフワークというか、ここでやっていこうと思って6年前に生まれ育った小金井の地元に戻ってきました。」
      
 「林さんは?渋谷のころからお仕事を一緒にされたりしてたんですか?」

市川さん 「林さんは渋谷の事務所からの知り合いで、小金井でこういうことをやるんだけど、と話したら、やるってことになって。」

鶴巻 「二人とも設計のお仕事で?」

林さん 「建築設計とかかわってはいたんですけど、もともと庭の設計事務所にいたんです。いったん子育て時期に、仕事を離れていたんですけど、また設計関係のお仕事を探していて、タイミングで市川さんのとことに来ることになりました。」

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↑市川さん(右奥)と林さん(右手前)、鶴巻さん(左)


市川さん 「できるだけ地元の方たちと交流したいなと思っていて、SNSでも発信るようにしています。」

林さん 「一周年の時もお二人に声をかけさせてもらいましたね。」

鶴巻、森 「そうでしたね。あの時はありがとうございました。あれからもう5年になるんでね!!」

市川さん 「ここの椅子はほとんど*2)エデュコさんの物ですね。そこのテーブルもそうです。」
*2)エデュコさんも3月の会場となります。こちらも改めてご紹介いたします。

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↑エデュコさんのテーブル

鶴巻 「仕事へのこだわりって、なんですか?」

市川さん 「そうですね、こだわりは、こだわりすぎないことかな?北欧風とか、何々デザインとか、本物であるとか。
 今、アンティークな暮らしを提案するとか書いてるんですけど、本物があればそれを使いますし、フェイクも使いますし、間口を広くして、トータルなイメージを大切にして自由に表現していくのがいいと思っています。
 前の場所が手狭になったというのもあって、そのイメージを表現するのでここに移ろうと決めました。」

鶴巻 「ここはすごーく古くて、ずっと空き家だったところですよね。それがこんな風に変わるんですね。」

市川さん 「やっぱり今は、壊して建て替え、建て替えて新築っていう時代でもないと思いますしね。更地にした時に壊した家の廃材もものすごく出るので、そういう点も気になるところです。      
 小金井公園のたてもの園が好きで、ちょくちょく来ることもあって、ここは公園にも近いし、ちょうどここの場所があって、ぴったりだなと。」

 「今度、はけ市でせっかくこの場所を使わせていただくので、何かこの空間の見どころとmoomさんとしてのおすすめポイントは何でしょうか?」

市川さん 「リフォームの相談も、気軽にしてもらって、例えば大好きな絵があるんだけども、飾る壁がないというか、合わないから、この絵を飾るこの場所の壁だけを変えたいとか、気に入ったテーブルを買ったんだけど、合う場所がないので、この部屋だけのリフォームとかそういうのもできるんです。」

そんな風におっしゃる市川さん。
お料理に合うお皿を買ったり、お花に合う花器を選ぶ感覚で、スペースのリフォームもできるなんて素敵ですね。
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↑2016年製の真新しいエアコンもこのとおり!

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↑このドアのニュアンス!

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↑オイルランプの販売も。

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市川さん、林さん、お話しくださってありがとうございました。

 この機会に、moomさんの空間をぜひ体感してください!
当日、スプンフルのスープや焼き菓子、アヤキッチンのカレーをこの場所で食べることができます。
みなさま、お楽しみに!

*1)do-zo(チラシ会場2):http://blog.livedoor.jp/sitate_ohanasi_dozo/
*2)antiques-educo(チラシ会場3):http://antiques-educo.com/

moomDesign
http://www.mo-om.jp/

お話を聞いた人&写真:鶴巻(出茶屋)と森(ペタル)
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by hake-ichi | 2017-03-02 22:00 | ゲストさんに聞いてみた | Comments(0)


  


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▶ 次回は...
はけのおいしい朝市 vol.104


【日程】
12月2日(日)
【会場】
丸田ストアー
(武蔵小金井駅南口から徒歩25分)



時間▶午前10時〜午後3時


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